昨年春の「ニコニコ自作ゲームフェス2」参加作品で、同年7月に「窓の杜」でピックアップされた「Sanxen World」というブラウザゲームがあります。
詳しいゲーム内容はリンク先をご覧ください。

私は先日このゲームの存在を思い出してなんとなく遊び始め、割とハマってしまいました。卒論真っ最中なのに。

このゲームには特に目標がなく、お金を貯めてアイテム屋で「CROWN」を買ってしまえばそれで終わりでもいいのですが、私はこれでも飽き足らず、ひたすら金を稼ぎまくっていました。

ところで、このCROWNの効果は「ワープのコストが1/5になる」というもの。
ゲーム内の広大なフィールド上には座標が設定されており、ワープポイントで座標を指定すると、その座標までの距離に応じた金額を消費してワープすることができます。
ブロックを正しく配置すればワープポイントはどこでも作れる(アイテム屋など他の建造物も同様)ので、金さえあればワープし放題というわけです。
アイテム屋で各種強化アイテムを買ってしまえばフィールド内の宝箱を簡単に漁れるようになるので、お金も楽に稼げます。


・金さえあればワープし放題
・その金も実質的に稼ぎ放題
・CROWNの効果でワープのコストが激安に

となれば、やることはただ一つ。
「探索→金稼ぎ→ワープ→探索→…」のサイクルを繰り返し、フィールドの奥深くを目指すのみ。

このゲームでは右がX軸の正方向、下がY軸の正方向になっています。
フィールドを右下方向へ進み、宝箱から金をゲットし、金が貯まったらほぼ全額をつぎ込んで右下方向へワープ。これをひたすら繰り返します。

稼ぎ放題とはいえ宝箱の周辺には敵がウヨウヨいるので、死なないように金を漁るには多少手順を踏む必要があります。
効率よく稼げるようになると、この作業も結構楽しかったり。

このゲームでは「フィールド上に配置されたブロックや建造物が他のプレイヤーと共有される」という特徴がありますが、他人の遊んだ形跡が見られるのはスタート地点(0,0)から(20,20)ぐらいまで。
あとは元々の地形だけが広がる無人の広野(というか洞窟か)というわけです。


さて、「お金を稼いでワープ」を繰り返しているうちに、こんなことを思いつきました。


「三千世界」がタイトルの元だし、座標(3000,3000)まで行けば誰かが何か置いてるかも・・・

ということで(3000,3000)まで行ってみたのですが、何もありませんでした。
「Sanxen World」はあくまで窓の杜にピックアップされただけでゲームフェス自体の受賞作品ではなく、そんなにプレイヤー数が多くなさそうなので仕方ないですね。


とはいえ、せっかく来たので記念に遊んでみました。




画像を撮ってからなんとなく我に返り、マップ左下の署名はさすがに消しましたが…。


(3000, 3000)で遊んだのも束の間、さらに深いところを目指して出発。
ここまで来たらどこまでマップが続くのか検証するしかないじゃないですか!(そんなことはない)


「お金を稼いでワープ」をさらに繰り返します。
ワープのコストは座標+1ごとに$100(CROWN取得後)、斜めに移動すると対角線の長さに応じて金額が変化します。
(0,0)から(3000,3000)なら100×3000×√2を十の位以下切り捨てで$424200。
こう見えてワープをしばらく我慢すれば意外と簡単に貯められる金額です。


さあ、「世界の果て」がどこなのか俄然気になってきました。
カンストで(9999,9999)なのか、もしかして(32767,32767)まであったりするのか。
もし後者だと相当時間かかるなーとか考えていたら、ワープは意外なところで終わりを迎えました。

それがこちら。




フィールドの端は(9000,9000)でした。
なぜ9000なのかはよく分かりませんが、“三千世界の3倍”までは用意しておいたということでしょうか。
マップで分かりますが、地形の構造上「右下の端」を見れないのはちょっと残念でした。




ということで、
「Sanxen Worldの世界の果ては(9000,9000)である」
これってトリビアになりませんか?

(おしまい)