確実に言えるのは、彼らが「やりたかったことをやった」ということだ。
艦娘の艤装や出撃シークエンス、特別な改装。
瑞雲を中心とした数々の航空機。献身的に働く妖精さん。
時雨と1YB3Hメンバーの絡み。時雨と雪風の絡み。
艦娘として倒れても、必ずしも死ぬわけではないという解釈。
艦娘世界にもきちんと存在する一般の人々や街。
艦娘を支える整備員、艦娘を信じて託す提督。
際限なく湧き続ける深海棲艦。
ゲームを遊び続けたプレイヤーには「これは!」と思わせる戦闘の流れ。
ボスに最後の一撃を加える山城と時雨。
そして現代の現実世界で「生きている」艦娘たち。
全ての回に、彼らがやりたかったことを詰め込めるだけ詰め込んだ。
私は昔から「やりたいことだけをやって突き進んでほしい」と言い続けてきたタイプのファンなので、そういう文脈で見れば盛大なファンサービスだった。それは素直に良かったと思っている。
だが……
続きを読む