※このお話はフィクションです。登場人物は実在のプレイヤー等とは特に関係ありません。




A:E3の話なんだけど、ちょっと聞いてくれよ。
B:うん。

A:ジョンストンを探して周回してるんだが、潜水姫 (潜水新棲姫) で困っててさ。
やっぱりボスのA勝利を安定させたいから、基地航空隊は2つボスに回したい。
それで残りの1つを対潜にして、潜水マス2ヶ所に分散してるんだ。

E3 2
B:艦隊は?
A:3点セット (ソナー+爆雷投射機+爆雷) の先制対潜を3隻。
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B:しっかり対策できてるね。何か問題があるのかい?

A:何周か回ってみて思ったんだが、実はアイツって真面目に対策しない方がいいんじゃないのか
B:なんだって?どういう意味だ?

A:まず航空隊が来ると、旗艦が庇われるから、だいたい随伴の潜水艦が先に落ちるよな。
B:うん。
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A:それから3点セットの先制対潜で3回殴ると、だいたい旗艦は中破に追い込める。
B:そうだね。
A:そのあとの先制雷撃で、同志タシュケントが大破しちゃったんだ。
ダメコン積んでるから撤退はしないけど、昨日2周連続でやられてさ。
あれって、アイツを中破にするのがマズいんじゃないか?半端に雷撃の威力が下がって…。


B:話が読めてきたよ。轟沈ストッパーとか、4n-1とか、よく言ってるやつだね?
A:そう。ウチの同志タシュケントはケッコンも耐久改修もしてないから、HPは39。
もっとも大破しにくい4n-1だ。
どうせ雷撃されるなら、思いきり威力の高いやつを受けて、轟沈ストッパーを発動させた方がいいんじゃないかと思ったんだよ。

B:確かに最初の戦闘は全員無傷で始まるから、この理屈をそのまま当てはめられる。
その後の道中でも第2艦隊の被弾は少ないし、2回目の戦闘でも使いやすい。
じゃあ、アイツを先手で中破させるのが良いか悪いか、計算して考えてみようか


A:え、わざわざ計算するのか?
B:厳密にやろうとは思ってないけど、一応確かめてみたいな。



B:計算を始める前に、実際の戦闘を思い浮かべてみよう。
雷撃を受けた時のダメージに関わる要素を挙げてみて。

A:攻撃する側の雷装損傷状態、攻撃される側の装甲
装甲の値をベースにして、乱数で防御力が決まる。

B:他には?
A:反航戦とか同航戦とか、交戦形態もあるな。あとクリティカルかどうか。
B:正解だ。それを踏まえて、あの雷撃を場合分けしてみたよ。
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B:君の編成では空母が彩雲を持ってたから、T字不利は除いておいた。
A:なるほど。全部で12通りか。

B:次はダメージ計算機の出番だ。「連合艦隊」にチェックを入れて、敵の雷装と自分の装甲を入力して、陣形や敵の損傷状態を選んで…
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A:潜水姫の雷装って216もあるのか。こんなに高いなら、やっぱり弱らせないほうが…

B:とにかく、これで具体的なダメージがわかる。
交戦形態や損傷状態を切り替えて、全部の計算結果をメモしたのがこれだ。

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A:一番右の「大破率」は?
B:それぞれの条件で、雷撃を受けた時に無傷から大破になる確率だ。
ほとんどの場合、ダメージは必ず39以上……つまり君の好きな轟沈ストッパーの出番だから、この表から持ってくれば済むんだけどね。

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A:別に好きでやってるわけじゃないぞ。それと空欄になっているところは?
B:そこは、ダメージがHPより小さくなる可能性を考えないといけない。
ストッパーが発動する場合としない場合で分けて、手計算するんだ。

A:手計算?いよいよ面倒臭い話になってきたな。
B:なるべく簡単に済ませるから、ついてきてよ。



B:一番上の行、「中破」「反航戦」「クリティカルなし」のダメージは?
A:下限が8、上限が42。タシュケントのHPは39だから、ダメージ39〜42の時だけストッパーが発動するってことだな。
B:そう。じゃあ38以下の場合は?
A:そのままダメージになる。38なら一発大破だし、8なら小破未満だ。
B:その通り。これを図にすると、こんな感じになる。
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A:「35通り」?
B:雷撃で受けるダメージは「8」「9」「10」……「41」「42」と、全部で35パターンあって、そのどれかがランダムに選ばれる、と考えるんだ。
A:そういうことか。
でも、数値が35通りだからって「全て1/35の確率」とするのは乱暴じゃないか?
ダメージ計算には小数点以下の切り捨てとか入ってるし…。

B:そうだけど、それを考えると手間がかかりすぎるから、とりあえず全部同じ確率と見なそう。
それで、上の図から分かるように、大破には2つのケースがある。

A:轟沈ストッパーが発動せずに大破する場合と、発動して大破する場合だな。
B:うん。その両方を計算して足すと、空欄の「大破率」がわかる。
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A:大破率26.9%か。相手が梯形陣で、しかも中破で反航戦なんて、普通の敵なら何も起こらない状況なんだけどなぁ。
B:残りの空欄2つも計算すると、こうなるね。
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A:ふーん。やっぱり中破させるとリスクが高くなっちゃうじゃないか。
彩雲でT字不利が無くなった分だけ反航戦が増えるんだし。
B:まあ、表を見る限りはそうかもしれない。
でも同志、この画像を見てくれ。

A:お、おう(同志?)
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A:これは…無傷で撃破?わかったぞ、T字有利で先制3発ともクリティカルだな。
B:その通り!対潜装備が無ければ、こんな芸当はできないよ。
それに撃沈まで届かなくても、大破まで追い込めば雷撃は無力化できる
あたし達もあんな雷撃は食らいたくないし、チャンスさえあれば撃沈を狙うから、装備は変えないでほしいね。
A:そ、そうだな。俺も同志たちを信じよう。ところで今あたしって言ったか?
タ:おっと、そろそろ出撃だ!決戦支援を忘れずにね!Урааааааа!
A:おい!ちょっと待て!




今のところ掘り周回はこちらの編成でやっております。
少しでも雷撃をしのげるよう、対潜装備はもちろんのこと、第2艦隊のキラ付けもしっかりやっておきたいところです。

(追記) 最終的にはボスの航空隊を1つに減らし、対潜を2つにする削り仕様に落ち着きました。
A勝利さえ取れるなら余力は道中の安定に回すほうが安上がりということです。同志ごめん。
E3k